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  1. 山武市議会 2021-09-02
    令和3年第3回定例会(第1日目) 本文 開催日: 2021-09-02


    取得元: 山武市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(能勢秋吉君) おはようございます。  日程第1 ただいまの出席議員は、全員です。よって、この定例会は成立いたしました。  これより、令和3年山武市議会第3回定例会を開会します。  ただいまより、本日の会議を開きます。               午前10時00分 開会   ──────────────────────────────────── 2 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第2 議長の報告事項を申し上げます。  はじめに、市長より送付を受けました案件は、諮問第1号、議案第1号ないし議案第17号並びに報告第1号ないし報告第6号の諮問1件、議案17件、報告6件であります。  次に、地方自治法第121条の規定に基づく出席者については、配付しました文書のとおりであります。  なお、職員による議場内の写真撮影を許可しております。  報告は以上です。   ──────────────────────────────────── 3 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第3 会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第88条の規定により、議長が指名いたします。13番、市川陽子議員、15番、大川義男議員を指名いたします。   ──────────────────────────────────── 4 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第4 会期の決定を議題といたします。  第3回定例会の会期は、8月26日に開催された議会運営委員会において、本日2日から24日までの23日間とし、会期中に所要の休会日を設けることと決定されました。  お諮りいたします。本定例会の会期並びに休会の日を、議会運営委員会決定のとおりとすることに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) 5 ◯議長(能勢秋吉君) 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から24日までの23日間とし、併せて、配付しました会期表に記載の日を休会とすることに決定いたしました。
      ──────────────────────────────────── 6 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第5 議案の上程を行います。  諮問第1号、議案第1号ないし議案第17号並びに報告第1号ないし報告第6号を一括議題といたします。   ──────────────────────────────────── 7 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第6 提案理由の説明並びに政務報告を求めます。  市長、御登壇願います。 8 ◯市長(松下浩明君) 令和3年山武市議会第3回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には御参集賜り、厚く御礼を申し上げます。  また、上大川副市長就任後、初の定例会となりますので、よろしくお願いいたします。  さて、全国各地では、豪雨による災害が多発しております。7月1日からの大雨(伊豆山土砂災害)や8月11日からの大雨では、多くの方々がお亡くなりになりました。御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々にお見舞いと一日も早い復旧・復興を心からお祈りを申し上げさせていただきます。  本市におきましても、7月に入り、梅雨前線による大雨、8月に入り、台風第10号や15日の大雨など、警戒・配備体制や避難所の開設などの災害対応を行ってまいりました。本市では人的な被害は発生しておりませんが、最近では、記録的な大雨や過去に経験のない大雨などという言葉をよく耳にいたします。  地球温暖化に起因すると言われている異常気象、豪雨の頻発や台風の強大化、そして、避難所における感染症対策など、しっかりと対策を講じてまいりたいと考えておりますので、議員の皆さんにも御協力をどうぞよろしくお願いいたします。  それでは、政務報告をさせていただきます。  7月1日には、蓮沼海浜公園第2駐車場で、オリンピック聖火点火セレモニーが開催されました。これは、新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、聖火ランナーの走行を中止し、各日のセレブレーション会場において、無観客でのセレモニーに変更して、実施したことによるものでございます。この日の走行を予定していました70名の聖火ランナーが一堂に会して、順次、トーチキスで、聖火の火をつなぎました。  式典終了後には、最終ランナーを務めた山武市民の片岡英夫さんの協力により、サポートランナーに選ばれた市内の小学生5名と記念撮影を行い、その写真を広報さんむ8月号の表紙にさせていただいております。今後、聖火のトーチや公式ユニフォームの展示を考えております。  7月6日には、山武市海岸安全祈願祭が、小松海水浴場で執り行われました。今年も残念ながら、海水浴場を開設することはできませんでしたが、海岸での事故防止のため、ライフセーバーの配置や夏期観光安全対策本部を設置し、事故防止に万全な体制を図ってまいりました。これまで水難事故の発生もなく、御協力をいただきました方々に深く感謝を申し上げます。  7月27日には、小学校の通学路の緊急一斉点検等に係る関係者会議を開催させていただきました。これは、6月に八街市で、児童5人の死傷事故が、下校途中に起きたことから、通学路の緊急一斉点検と関係者との意見交換を行ったものです。  本市において、このような悲惨な事故が起きないよう、引き続き、通学路の定期的な点検と道路の安全対策に努めてまいります。  8月11日には、NEXCO東日本千葉工事事務所長にも御出席をいただき、圏央道山武パーキングエリア(仮称)を活用した地域振興策に係る意見交換会を開催いたしました。これまでの経過と3月5日に開催した意見交換会での要望に対する考察を説明し、出席者からの意見をいただきました。今後も地域振興策を含め、NEXCO東日本とは慎重に協議を進めてまいります。  また、今後は、地権者等の説明会も予定されていると聞いております。本市としても、事業の推進を図るため、できる限り協力していきたいと考えております。  8月13日は、議長をはじめ、多くの議員の皆様にも御参列をいただき、成東駅慰霊碑前で、成東駅爆破惨事に係る献花式が執り行われました。献花式では、強い使命感から、命がけで消火活動を行い、犠牲となった人や遺族の苦労によって、今の平和な暮らしが築かれていることを忘れてはならないとの思いを述べさせていただきました。  8月18日には、パラリンピックの聖火となる「さんむの火」の採火を執り行い、議長とともに、「千葉県の火」とする市原市の集火イベント会場へ届けてまいりました。  コロナ禍により、市内の子どもたちによる「さんむの火」の採火や、「千葉県の火」による公道でのリレーは見送られましたが、千葉県聖火フェスティバルでのトーチキスを経て、山武市民の思いを、先月24日の開会式会場に届けることができました。  また、パラリンピックについて、うれしい報告がございます。今週の月曜日、30日に行われました陸上の男子やり投げ(F46クラス)に出場のディネーシュ選手が、スリランカで、オリ・パラを併せて、初の金メダルを、世界新記録で獲得したほか、同じ男子やり投げ(F64クラス)に出場のデュラン選手も、自己ベストで、銅メダルを獲得いたしました。  山武市での事前キャンプはかないませんでしたが、ホストタウンとして、大変喜ばしい結果であり、一昨日、リモートでお祝いのメッセージを伝えたところであります。  次に、新型コロナウイルス感染症対策についてでございます。  本県に、8月2日から8月31日までの期間、緊急事態宣言が発出されましたが、感染者は増加の一途をたどり、政府は、17日に、9月12日までの延長を決定いたしました。  現在は、デルタ株による感染が深刻化している日本ですが、南米ペルーを中心に流行しているラムダ株は、感染力が強いと言われております。このラムダ株は、日本でも検出されているので、日本国内で感染が拡大しないことを願うばかりであります。  8月に入り、本市でも新型コロナウイルスの感染者は増加傾向にあります。これまで、五十数回にわたり、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を重ね、対応を協議してまいりましたが、一歩踏み込んだ強いメッセージが必要との考えから、公民館等の休館、市入り口や幹線道路等に注意喚起の看板設置、ホームページや広報車による啓発も強化するよう、指示したところであります。  また、市では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止と市民サービスに必要な業務の継続を図るため、職員の分散勤務や書面での会議開催などを実施しております。職員の勤務体制や事務処理に時間をいただく場合もございますが、御理解、御協力をお願い申し上げます。  最後に、感染拡大は、ワクチンの接種や治療薬の開発はもちろんのことですが、不要不急の外出自粛、3つの密の回避、人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生をはじめとした基本的な感染防止対策を図り、まずは一人一人が自分自身を守るための対策をお願いしたいと思っております。  それでは、本定例会に提出いたしました議案等の提案理由について御説明申し上げます。  諮問第1号は、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてです。  本市では、現在9名の人権擁護委員が御活躍をされております。このたび、成東地区小山和典委員が、令和3年12月31日をもって任期満了を迎えることになりますが、引き続き小山氏にお願いいたしたく、法務大臣に推薦するため、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、本議会の意見を求めるものであります。  小山氏は、成東地区にお住まいで、地域社会における信頼はもとより、人格、識見や中立・公平さを兼ね備えているほか、熱意をもって積極的に人権擁護活動に取り組まれており、引き続き人権擁護委員として活躍されることを期待するものであります。  なお、委員の任期は3年であります。  議案第1号は、山武市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてです。  現在、5名の教育委員会委員のうち、小野崎一男委員が、本年9月7日の任期をもって、退任となることから、新たに北田昭雄氏を、教育委員会委員に任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、本議会の同意をお願いするものであります。  北田氏は、山武市松尾町広根にお住まいで、昭和51年4月から平成26年3月の38年の長きにわたり、小中学校の教員として勤務され、その間、横芝光町立堺小学校長、また、山武市立松尾中学校長を歴任されており、人格、識見ともに教育委員会委員に適任でありますので、満場の御賛同をいただきますよう、よろしくお願いいたします。  なお、任期は令和3年9月8日から令和7年9月7日までの4年間でございます。  議案第2号は、専決処分の承認を求めることについて(令和3年度山武市一般会計補正予算(第4号))です。  これは、観光関連事業者等への支援金の給付や新型コロナウイルスワクチン接種に関する事業の実施のため、早期に予算措置をする必要が生じたことから、本年8月12日に専決処分をしたものでございます。  議案第3号は、山武市行政手続等における押印見直しに伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてです。  これは、市民等の負担軽減及び利便性の向上並びに業務効率化等を目的として、現在、本市条例を根拠として、市民等に押印を求めている手続について、その押印の義務づけを廃止するため、関係条例を一括して改正するものであります。  なお、施行期日は、公布の日を予定しております。  議案第4号は、山武市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてです。  これは、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、個人番号カード発行に関する手数料について、地方公共団体情報システム機構が徴収することになったため、本条例の一部を改正するものであります。  なお、施行の期日は、公布の日を予定しております。  議案第5号は、児童扶養手当過誤払返還金に係る訴えの提起に関し議決を求めることについてです。  これは、児童扶養手当過誤払返還金に係る支払督促の申立てについて、督促異議の申立てによりまして、東京地方裁判所に訴えの提起があったものとみなされ、通常裁判に移行するため、地方自治法第96条第1項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  議案第6号は、令和3年度山武市一般会計補正予算(第5号)についてです。  この補正内容は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億7,296万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ246億9,701万2,000円にするとともに、繰越明許費債務負担行為及び地方債の補正をしようとするものであります。  議案第7号は、令和3年度山武市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてです。  この補正内容は、直営診療施設勘定歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ183万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ1億1,483万9,000円にするものであります。  議案第8号は、令和3年度山武市介護保険特別会計補正予算(第1号)についてです。  この補正内容は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億81万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ51億3,881万9,000円にするとともに、債務負担行為を補正しようとするものであります。  議案第9号は、令和3年度山武市水道事業会計補正予算(第1号)についてです。  この補正内容は、水道事業費では、既定予定額から147万5,000円を減額し、総額を3億5,376万6,000円にするものであります。  また、資本的支出では、既定予定額に41万3,000円を追加し、総額を2億2,744万1,000円にするものであります。  議案第10号は、令和2年度山武市一般会計歳入歳出決算の認定についてです。  歳入歳出決算の状況は、収入済額319億9,129万1,855円、支出済額306億3,843万2,597円で、差引残額は13億5,285万9,258円となりました。  議案第11号は、令和2年度山武市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてです。  事業勘定の決算の状況は、収入済額63億7,827万8,262円、支出済額62億4,692万2,841円で、差引残高は1億3,135万5,421円となりました。  また、施設勘定の決算の状況については、収入済額1億1,931万862円、支出済額1億1,421万4,036円で、差引残額は509万6,826円となりました。  議案第12号は、令和2年度山武市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてです。  歳入歳出決算の状況は、収入済額6億293万7,514円、支出済額6億212万7,214円で、差引残額は81万300円となりました。  議案第13号は、令和2年度山武市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてです。  歳入歳出決算の状況は、収入済額49億2,944万5,841円、支出済額48億2,984万173円で、差引残額は9,960万5,668円となりました。  議案第14号は、令和2年度山武市組合立国保成東病院事業清算事務特別会計歳入歳出決算の認定についてです。  歳入歳出決算の状況は、収入済額1億2,333万4,252円、支出済額は1億1,341万4,556円で、差引残額は991万9,696円となりました。  議案第15号は、令和2年度山武市地方独立行政法人さんむ医療センター公債管理特別会計歳入歳出決算の認定についてです。  歳入歳出決算の状況は、収入済額支出済額ともに、1億1,942万457円となりました。  議案第16号は、令和2年度山武市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定についてです。  歳入歳出決算の状況は、収入済額2億7,677万135円、支出済額2億7,607万8,674円で、差引残高は69万1,461円となりました。  議案第17号は、令和2年度山武市水道事業会計決算の認定についてです。  収益的収支の額は、税抜きですが、事業収益3億6,017万8,458円に対し、事業費用は3億2,208万399円で、純利益は3,809万8,059円となりました。  また、資本的収支は、税込みの額となりますが、収入が297万円、支出が2億36万388円となりました。  報告第1号は、令和2年度山武市一般会計継続費精算報告書についてです。  これは、令和2年度において、公共施設マネジメント事業、さんぶの森元気館改修事業、さんぶの森中央会館等施設改修事業及び成東文化会館改修事業の継続費に係る継続年度が終了したので、地方自治法施行令第145条第2項の規定により、本議会に報告するものであります。  報告第2号は、令和2年度山武市健全化判断比率報告書についてです。  これは、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、令和2年度の山武市の健全化判断比率について、監査委員の意見を付して、本議会に報告するものであります。  報告第3号及び報告第4号については、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、対象となる会計の資金不足比率について、報告第2号と同様に、監査委員の意見を付して、本議会に報告するものであります。  報告第3号は、令和2年度山武市農業集落排水事業特別会計資金不足比率報告書について、報告第4号は、令和2年度山武市水道事業会計資金不足比率報告書についてであります。  報告第5号は、私債権の放棄についてです。  これは、市の私債権であります組合立国保成東病院個人医療費、水道料金、学校給食費及び国民健康保険高額療養費資金貸付金、それぞれの未収金債権について、山武市債権管理条例第9条第1項の規定により、放棄したので、同条第2項の規定により、本議会に報告するものであります。  報告第6号は、地方独立行政法人さんむ医療センター令和事業年度業務実績に係る評価結果についてです。  これは、地方独立行政法人法第28条第1項の規定により、地方独立行政法人は、毎事業年度業務実績について、設立団体の長の評価を受けなければならないということになっています。  また、その評価結果については、同条第5項の規定により、議会に報告しなければならないとされていることから、本議会に報告するものであります。  以上が、本日御提案いたしました各議案等の概要であります。補足説明につきましては、各事務担当者から申し上げ、また、御質問にお答えをいたしますので、慎重な御審議をいただき、何とぞ御理解と御賛同を賜りますよう、お願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 9 ◯議長(能勢秋吉君) 以上で提案理由の説明並びに政務報告を終わります。   ──────────────────────────────────── 10 ◯議長(能勢秋吉君) ここで、お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第1号及び議案第1号については、人事案件でありますので、成規の手続を省略し、直ちに採決したいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) 11 ◯議長(能勢秋吉君) 御異議なしと認めます。  これから採決を行います。採決は分割して行います。  はじめに、諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。この人権擁護委員候補者を、市長推薦のとおり、適任と認めることに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) 12 ◯議長(能勢秋吉君) 御異議なしと認めます。  よって、諮問第1号は、市長推薦のとおり、適任と認めることに決定いたしました。  次に、議案第1号 山武市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。
     本案は、これに同意することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 13 ◯議長(能勢秋吉君) 起立全員です。  よって、議案第1号は、同意することに決定いたしました。   ──────────────────────────────────── 14 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第7 議案及び報告の補足説明を求めます。  はじめに、議案第2号及び議案第3号の説明を求めます。  総務部長。 15 ◯総務部長(石橋和記君) それでは、議案第2号につきまして、補足説明を申し上げます。  この専決処分の承認を求めることについては、令和3年度山武市一般会計補正予算(第4号)です。  今回の補正予算は、本年8月に新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令され、本市の夏季観光が大きく影響を受けることが見込まれたことにより、その影響を直接に受ける市内観光関連事業者の支援をいち早く行い、事業継続の一助として、早急に予算措置する必要があったことから、補正前の予算総額244億1,448万4,000円に、歳入歳出それぞれ1億956万7,000円を追加し、補正後の予算総額を245億2,405万1,000円とするため、地方自治法第179条第1項の規定により、令和3年8月12日付で専決処分したので、同条第3項の規定により、議会に報告し承認を求めるものでございます。  主な歳出予算の補正につきましては、商工費は、新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、8月に発令された緊急事態宣言に伴う夏季観光への影響に鑑み、市内観光関連事業者に対し、支援金を支給するため、観光関連事業者等支援金支給事業に987万1,000円を追加しました。  衛生費は、新型コロナウイルスワクチン接種に係る本年9月以降の体制確保を図るため、新型コロナウイルスワクチン接種事業に9,899万8,000円を追加しました。  歳入予算の補正につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金及び新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金など、本補正予算の全額を国庫支出金で予定をいたしております。  続きまして、議案第3号について補足説明を申し上げます。  議案第3号は、山武市行政手続等における押印見直しに伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてでございます。  本議案は、書面主義や対面手続を減らす動きが加速する中、昨年12月、国から地方公共団体向けに、押印の見直しマニュアルが公表され、それらを踏まえた上で、市民等の負担軽減及び利便性の向上並びに業務の効率化等を目的として、現在、本市の条例を根拠として、押印を求めている手続について、その押印の義務づけを廃止するため、関係する3条例を一部改正するに当たり、整理条例として、1議案として一括して提案をさせていただくものでございます。  はじめに、第1条は、山武市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてです。  新旧対照表の1ページを御覧ください。  本条例は、地方自治法第31条の規定により、職員の服務の宣誓に関し必要な事項を定めるものであり、第2条において、新たに職員となった者が記載する宣誓書の様式が示されております。この宣誓書において、現在、押印を求めているところでございますが、このたび、押印を廃止し、本人の署名のみを求めるものとするものでございます。  次に、第2条は、山武市固定資産評価審査委員会条例の一部改正についてです。  新旧対照表の2ページから3ページを御覧ください。  本条例は、地方税法第436条の規定により、固定資産課税台帳に登録された価格に対する不服に対して、審査・決定するために設置している山武市固定資産評価審査委員会の審査手続等を定めるものであり、この条例において、押印を求めている手続が示されていることから、このたび、それらの押印を廃止するものでございます。  まず、第4条第4項において、審査の申出書に押印を求めているところですが、この条文を削ります。  続きまして、第7条第3項において、審査申出人の意見陳述調書を作成する際に、意見を聞いた委員と調書を作成した書記の押印を求めているところですが、押印を廃止し、署名のみといたします。  続きまして、第8条第5項において、審理関係者による口述書を提出する際に、提出者の押印を求めているところですが、押印を廃止し、署名のみといたします。  続きまして、第8条第8項において、口頭審理の調書を作成する際に、審理を行った委員と調書を作成した書記の押印を求めているところですが、押印を廃止し、署名のみといたします。  続きまして、第9条第2項において、審査を行う実地調査の調書を作成する際に、調査を行った委員と調書を作成した書記の押印を求めているところですが、押印を廃止し、署名のみといたします。  続きまして、第10条第2項において、固定資産評価審査委員会の議事の調書を作成する際に、議事に関与した委員と調書を作成した書記の押印を求めているところですが、押印を廃止し、署名のみといたします。  最後に、第3条山武市火入れの許可に関する条例の一部改正についてです。  新旧対照表の4ページを御覧ください。  本条例は、森林法第21条の規定により、山武市の森林または森林の周囲1キロメートルの範囲内にある土地における火入れ、いわゆる面的な焼却行為の許可の手続等に関し、必要な事項を定めるものであり、条例中の別記様式において許可申請書の様式が示されております。  この許可申請書において、現在、申請者の押印を求めているところですが、この申請書につきましても、押印を廃止をするものでございます。  以上が、本条例の内容となります。  なお、施行日は公布の日を予定いたしております。  以上でございます。 16 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、議案第4号及び議案第5号の説明を求めます。  市民部長。 17 ◯市民部長(藤田泰央君) はじめに、議案第4号 山武市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、補足説明をいたします。  本案の提案理由にありました法律の改正は、個人番号カード、いわゆるマイナンバーカードの交付に関わる事務を、市区町村が一括委任している地方公共団体情報システム機構が、マイナンバーカードを発行するものとして明確化され、カード発行に係る手数料の徴収については、同機構が定める額の手数料を、市に委託して徴収することができることとされたものです。  これに伴い、マイナンバーカードを再発行する際の手数料を、市の条例により規定する必要がなくなったため、本条例を改正するものです。  それでは、新旧対照表にて御説明させていただきます。  現行の規定にあります、別表の区分「住民基本台帳関係等」の項の「事務の種類「個人番号カードの再交付」、1枚につき800円」を削除するものです。  なお、改正内容の施行期日は公布の日とし、本年9月1日からの適用を予定しております。  議案第4号の補足説明は以上です。  続きまして、議案第5号 児童扶養手当過誤払返還金に係る訴えの提起に関し議決を求めることについて、補足説明をいたします。  相手方が所得税の修正申告をしたことにより、申告後の所得が児童扶養手当の所得制限を超過し、児童扶養手当の過払い事実が発覚したため、再三にわたり督促をいたしましたが、返還に応じなかったことから、令和3年4月13日、民事訴訟法に基づく支払督促の申立てを東京簡易裁判所に行ったところ、分割納付を希望する趣旨の異議申立書が提出されました。  この異議申立てが提出されたことにより、民事訴訟法第395条の規定に基づき、訴えの提起があったものとみなされ、通常裁判に移行いたします。  訴訟額が100万円以下の支払督促に対する異議申立てについては、山武市長の専決処分事項の指定により、専決処分とすることができますが、本件は訴訟額が100万円を超えていますので、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議決案件になります。  それでは、議案書を御覧ください。  1.事件番号及び事件名、2.相手方でございますが、記載のとおりとなっております。  3.請求の要旨ですが、同人に係る滞納額記載の金額161万1,390円及び延滞金の支払いと訴訟費用は、相手方の負担とする判決を求めるものです。  4.事件の概要につきましては、先ほど説明したとおりでございます。  補足説明は以上です。 18 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、議案第6号の説明を求めます。  総務部長。 19 ◯総務部長(石橋和記君) 議案第6号について補足説明を申し上げます。  令和3年度山武市一般会計補正予算(第5号)は、補正前の予算総額245億2,405万1,000円に、歳入歳出それぞれ1億7,296万1,000円を追加し、補正後の予算総額を246億9,701万2,000円と予定しました。  歳出予算の補正につきましては、各費目の人件費は、4月の人事異動等による人件費の増減について補正するものでございます。  人件費以外の科目別の主な歳出予算の補正につきましては、総務費は、市内を運行している海岸線定期路線バスについて、利用者数が減少する中で、運行継続を支援するため、定期路線バス運行補助事業に150万円の追加を予定しました。  また、市内企業等が実施するSDGsの取組を支援し、コロナ禍における事業継続及び地域経済活性化を図るため、SDGs宣言制度導入事業352万円の追加を予定しました。  民生費は、成東老人福祉センターの屋上防水シート及び天井の修繕を実施するため、成東老人福祉センター管理運営事業に117万7,000円の追加を予定しました。  また、ひとり親家庭等医療費等助成利用者の増加により、事業費に不足が生じる見込みのため、ひとり親家庭等医療費等助成事業に1,076万円の追加を予定しました。  衛生費は、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、予防接種歴を正確に把握するためのシステム改修を実施するため、感染症対策事業に192万5,000円の追加を予定いたしました。  農林水産業費は、水田利活用自給力向上事業補助金について、飼料用米取組者の増加により、事業費に不足が生じる見込みのため、経営所得安定対策推進事業に2,261万2,000円の追加を予定いたしました。  商工費は、新型コロナウイルス感染症の長期化の影響により、売上げが減少している個人事業者及び中小企業等を幅広く支援するため、1事業者につき10万円の中小企業等事業継続支援金を支給するため、中小企業等事業継続支援金支給事業3,726万2,000円の追加を予定しました。  また、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、3密を避けるため、飲食業者が移動販売設備を導入する経費への補助を、昨年度に引き続き実施するため、移動販売設備導入費補助事業300万2,000円の追加を予定いたしました。  なお、補正予算(第1号)で予算計上して実施いたしました、中小企業緊急支援給付金支給事業につきましては、事業実績に伴い、4,420万6,000円の減額を予定いたしました。この減額に伴う新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきましては、本補正予算で追加する中小企業等事業継続支援金支給事業、移動販売設備導入費補助事業及びSDGs宣言制度導入事業の財源として予定をしております。  土木費は、7月の大雨により被害を受けた道路等の修繕のため、道路維持補修事業に、7,345万9,000円の追加を予定しました。  また、橋梁長寿命化修繕計画に基づき実施する橋りょう点検及び設計業務の追加が認められたため、橋梁長寿命化修繕事業に3,500万8,000円の追加を予定しました。  消防費は、今年度から2か年で改定を行う地域防災計画について、業務内容の精査等により、事業費に不足が生じる見込みのため、地域防災計画改定事業に25万4,000円の追加を予定しました。  教育費は、山武北小学校西側校舎の空調設備老朽化に伴う改修工事設計積算を実施するため、小学校空調設備改修事業497万2,000円の追加を予定しました。  主な歳入予算の補正につきましては、国庫支出金は、橋梁長寿命化修繕事業の財源として、社会資本整備総合交付金1,925万4,000円を予定しました。  県支出金は、ひとり親家庭等医療費助成に係る経費の2分の1について補助を見込み、ひとり親家庭等医療費助成事業補助金538万円を予定しました。  繰入金は、小学校空調設備改修事業の財源として、教育施設等整備基金繰入金497万2,000円の追加を予定しました。  市債は、橋梁長寿命化修繕事業の財源として、道路橋りょう維持事業債360万円の追加を予定しました。  不足する1億2,681万9,000円は、繰越金を予定いたしました。  繰越明許費の補正につきましては、成東保健福祉センター施設管理事業は、外壁タイル落下防止対策等改修工事について、適正な工期を確保するため追加を予定いたしました。  債務負担行為の補正につきましては、山武望洋中学校通学バス運行管理業務委託料について、新たに令和3年度から令和8年度までの6か年で、1億2,730万円の追加を予定しました。  また、地域防災計画改定事業について、令和3年度から令和4年度の2か年の限度額を、589万1,000円に変更を予定いたしました。  地方債の補正につきましては、道路橋りょう維持事業の事業費変更に伴う変更となります。  説明は以上でございます。 20 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、議案第7号及び議案第8号の説明を求めます。  保健福祉部長。 21 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 議案第7号 令和3年度山武市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の直営診療施設勘定補足説明をいたします。  令和3年度山武市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の直営診療施設勘定予算は、補正前の予算総額1億1,300万円に、歳入歳出それぞれ183万9,000円を追加し、補正後の予算総額を1億1,483万9,000円と予定しました。  歳出予算の補正につきましては、総務費は、国保診療所会計年度任用職員人件費116万2,000円、施設管理費67万7,000円の追加を予定しました。  歳入予算の補正につきましては、繰越金183万9,000円の追加を予定いたしました。  議案第7号の補足説明は以上でございます。  続きまして、議案第8号 令和3年度山武市介護保険特別会計補正予算(第1号)の補足説明をいたします。  令和3年度山武市介護保険特別会計補正予算(第1号)は、補正前の予算総額50億3,800万円に、歳入歳出それぞれ1億81万9,000円を追加し、補正後の予算総額を51億3,881万9,000円と予定しました。  歳出予算の補正につきましては、諸支出金は、令和2年度介護給付費等の確定に伴う精算により、国、県及び支払基金への償還金5,371万円の追加を予定しました。  基金積立金は、令和2年度決算剰余金を介護給付費準備基金積立金として、4,710万4,000円の追加を予定しました。  歳入予算の補正につきましては、国庫支出金144万円、繰越金9,960万4,000円の追加を予定し、繰入金22万5,000円の減額を予定しました。  債務負担行為の補正につきましては、松尾・蓮沼地域包括支援センター委託料について、新たに令和3年度から令和8年度までの6か年で、1億1,837万1,000円の追加を予定しました。  議案第8号の補足説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 22 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、議案第9号の説明を求めます。  水道課長。 23 ◯水道課長(土屋雅美君) 議案第9号の補足説明を申し上げます。  令和3年度山武市水道事業会計補正予算(第1号)は、水道事業費用及び資本的支出の補正をお願いするものです。
     水道事業費用につきましては、補正前の予算総額3億5,524万1,000円から147万5,000円を減額し、補正後の予算総額を3億5,376万6,000円と予定しました。  補正の内容は、定期人事異動に伴う人件費159万円を減額、山武市水道事業運営審議会会議の開催増に伴う委員報酬11万5,000円を増額するものです。  資本的支出につきましては、補正前の予算総額2億2,702万8,000円に41万3,000円を追加し、補正後の予算総額を2億2,744万1,000円と予定しました。  補正の内容は、定期人事異動に伴う人件費41万3,000円を増額するものです。  補足説明は以上です。 24 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、議案第10号の説明を求めます。  総務部長。 25 ◯総務部長(石橋和記君) 議案第10号 令和2年度山武市一般会計歳入歳出決算の認定について補足説明を申し上げます。  最初に、決算の概要でございます。  令和2年度一般会計の決算の状況は、歳入決算額319億9,129万1,000円、歳出決算額306億3,843万2,000円となり、歳入歳出差引額は13億5,285万9,000円となりました。  この歳入歳出差引額のうち、翌年度へ繰り越すべき財源が4億5,340万2,000円ありますので、実質収支額は8億9,945万7,000円となりました。  この実質収支額のうち、4億5,000万円を財政調整基金へ積み立て、残りの4億4,945万7,000円を、翌年度に繰り越して、決算を終了いたしました。  続きまして、歳入決算の状況でございます。  歳入決算額319億9,129万1,000円は、前年度(令和元年度)の歳入決算額241億6,781万9,000円と比べ、78億2,347万2,000円(32.4%)の増額となりました。  主な内容としては、市税は、前年度と比べ2,407万6,000円(0.4%)減額の57億5,080万2,000円となりました。これは、法人税割の税率改正や納税額上位法人の業績悪化による法人市民税の減額が、主な要因です。  法人事業税交付金は、令和2年度から新設されたもので、3,604万7,000円の増額となりました。  地方交付税は、前年度と比べ3億4,730万1,000円(5%)減額の65億5,514万円となりました。これは、普通交付税は、合併算定替特例期間終了による段階的減額のため、前年度と比べ7,328万6,000円(1.2%)減額となったことや、特別交付税が、令和元年度は、台風・豪雨災害等の被災団体の財源需要に対しての措置があったため、前年度と比べ2億2,499万5,000円(30.8%)減額となったことが、主な要因です。  国庫支出金は、前年度と比べ62億6,848万9,000円(262.5%)増額の86億5,693万2,000円となりました。これは、新型コロナウイルス感染症による影響への対応として、特別定額給付金の給付を行ったことや、緊急経済対策の財源として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が交付されたことによる増額が、主な要因です。  県支出金は、前年度と比べ8億9,652万2,000円(63%)増額の23億1,997万2,000円となりました。これは、令和元年度の台風被害に係る被災農業事業者支援の補助金交付事業を、令和元年度から繰り越して、実施したことによる増額が、主な要因です。  市債は、前年度と比べ8億6,590万円(38%)増額の31億4,320万円となりました。これは、松尾駅周辺排水対策工事や津波避難施設整備工事の実施のために借り入れた合併特例債の増額が、主な要因です。  続きまして、歳出決算の状況です。  歳出決算額306億3,843万2,000円は、前年度(令和元年度)の歳出決算額220億4,658万3,000円と比べ、85億9,184万9,000円(39%)の増額となりました。  目的別決算の状況です。  主な内容としては、総務費は、前年度と比べ52億5,567万円(178.7%)増額の81億9,614万1,000円となりました。これは、特別定額給付金の給付を行ったことが、増額の主な要因です。  農林水産業費は、前年度と比べ9億6,960万4,000円(87.3%)増額の20億8,064万8,000円となりました。これは、令和元年度台風被害に係る補助金交付事業を、令和元年度から繰り越して、実施したことが、増額の主な要因です。  商工費は、前年度と比べ2億3,591万4,000円(117.5%)増額の4億3,666万1,000円となりました。これは、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として、プレミアム付商品券の発行などを実施したことが、増額の主な要因です。  土木費は、前年度と比べ8億2,859万1,000円(53.2%)増額の23億8,497万6,000円となりました。これは、松尾駅周辺排水対策事業や上横地・松ヶ谷線外防災ネットワーク道路整備事業を実施したことが、増額の主な要因です。  教育費は、前年度と比べ10億8,914万4,000円(35.7%)増額の41億3,998万6,000円となりました。これは、国のGIGAスクール構想推進のため、児童生徒1人につき1台のタブレット端末を導入したことが、増額の主な要因です。  続きまして、性質別決算の状況でございます。  主な内容といたしましては、人件費は、前年度と比べ3億7,725万8,000円(10.4%)増額の39億9,401万8,000円となりました。これは、会計年度任用職員制度開始により、臨時職員賃金が人件費への計上となったことなどが、増額が主な要因です。  扶助費は、前年度と比べ1億4,137万6,000円(4.2%)増額の35億3,808万5,000円となりました。これは、障害者自立支援訓練等給付費が増加していることや、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているひとり親世帯に対し、臨時特別給付金の支給を行ったことなどが、増額の主な要因です。  補助費等は、前年度と比べ69億9,321万6,000円(221.1%)増額の101億5,657万2,000円となりました。これは、特別定額給付金の給付を行ったことや、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少しているさんむ医療センターに対し、経営支援給付金の支給を行ったことなどが、増額の主な要因です。  積立金は、前年度と比べ2億4,187万9,000円(158.1%)増額の3億9,489万8,000円となりました。これは、基金管理事業において、令和元年度に台風被害対応のために取り崩した災害復旧復興基金の積み戻し及び今後の公債費負担を考慮し、減債基金の積立てを行ったことが、増額の主な要因です。  投資的経費は、前年度と比べ11億3,526万5,000円(30%)増額の49億1,908万円となりました。これは、松尾駅周辺排水対策工事や旧山武南中学校を新日向小学校として使用するための改修工事を実施したことが、増額の主な要因です。  最後に、基金の状況でございます。  主たる基金である財政調整基金の令和2年度末の現在高は、前年度と比べ5億6,634万8,000円増額の58億4,095万7,000円となりました。これは、積立額が取崩額を上回ったことによる増額となります。  以上でございます。 26 ◯議長(能勢秋吉君) ここで、暫時休憩いたします。再開は11時10分といたします。              (休憩 午前10時57分)              (再開 午前11時08分) 27 ◯議長(能勢秋吉君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、議案第11号の事業勘定についての説明を求めます。  市民部長。 28 ◯市民部長(藤田泰央君) 議案第11号 令和2年度山武市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、事業勘定補足説明をいたします。  はじめに、決算の概要でございますが、令和2年度国民健康保険特別会計事業勘定の決算の状況は、歳入決算額63億7,827万8,000円、歳出決算額62億4,692万3,000円となり、歳入歳出差引額は1億3,135万5,000円となりました。  実質収支額のうち、6,600万円を国民健康保険財政調整基金へ積み立て、残りの6,535万5,000円を翌年度に繰り越して、決算を終了いたしました。  次に、歳入決算の状況でございますが、歳入決算額63億7,827万8,000円は、前年度の歳入決算額66億9,634万2,000円と比べ、3億1,806万4,000円(4.7%)の減額となりました。  主な内容として、国民健康保険税は、前年度と比べ9,303万3,000円(6.4%)減額の13億5,508万6,000円となりました。これは、被保険者数、世帯数及び所得の減少などによる減額が、主な要因でございます。  国庫支出金は、前年度と比べ1,227万5,000円(250.6%)増額の1,717万3,000円となりました。これは、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う国民健康保険税の減免によるものや、制度改正に係るシステム改修費用に対する補助金交付による増額が、主な要因でございます。  県支出金は、前年度と比べ1億8,645万6,000円(4.0%)減額の44億5,896万9,000円となりました。これは、新型コロナウイルス感染症感染拡大による医療機関への受診控えなどの影響から、療養の給付等に係る費用に対する交付金の減額が、主な要因です。  繰入金は、前年度と比べ915万5,000円(2.1%)減額の4億3,495万5,000円となりました。これは、法定基準に基づく出産育児一時金等繰入金などの法定繰入分が減少したことが、減額の主な要因です。  諸収入は、前年度と比べ950万2,000円(21.6%)減額の3,448万1,000円となりました。  次に、歳出決算の状況でございますが、歳出決算額62億4,692万3,000円は、前年度の歳出決算額65億3,891万7,000円と比べ、2億9,199万4,000円(4.5%)の減額となりました。  主な内容として、保険給付費は、前年度と比べ1億9,829万2,000円(4.3%)減額の43億7,970万5,000円となりました。これは、被保険者数の減少や新型コロナウイルス感染症感染拡大による医療機関への受診控えなどの影響から、療養の給付等に係る費用の減額が、主な要因です。  国民健康保険事業費納付金は、前年度と比べ6,190万5,000円(3.4%)減額の17億6,939万2,000円となりました。これは、県全体の納付必要額の減少による納付額の減額が、主な要因です。  保健事業費は、前年度と比べ3,209万2,000円(35.3%)減額の5,879万7,000円となりました。  これは、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響などにより、特定健康診査等の受診者数減少に伴う委託料の減額分や、短期人間ドック助成の利用者数減少に伴う負担金の減額が、主な要因です。  諸支出金は、前年度と比べ135万1,000円(26.1%)増額の652万2,000円となりました。これは、一般被保険者保険税還付事業で、新型コロナウイルス感染症に伴う減免などが、増額の主な要因でございます。  続きまして、基金の状況でございますが、国民健康保険財政調整基金の令和2年度末の現在高は8億6,971万9,000円、国民健康保険高額療養費資金及び出産費資金貸付基金の令和2年度末の現在高は、991万5,000円となりました。  事業勘定につきましての補足説明は、以上でございます。 29 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、議案第11号の直営診療施設勘定についての説明を求めます。  保健福祉部長。 30 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 議案第11号 令和2年度山武市国民健康保険特別会計(直営診療施設勘定歳入歳出決算の認定について、補足説明をいたします。  まず、決算の概要ですが、令和2年度国民健康保険特別会計、直営診療施設勘定の決算の状況は、歳入決算額1億1,931万円、歳出決算額1億1,421万4,000円となり、歳入歳出差引額は509万6,000円となりました。  次に、歳入決算の状況です。  歳入決算額1億1,931万円は、前年度(令和元年度)の歳入決算額1億2,119万9,000円と比べ、188万9,000円(1.6%)の減額となりました。  主な内容として、診療収入は、令和2年度より、薬の処方が院外処方となりましたので、前年度と比べ6,421万6,000円(63.4%)減額の3,704万1,000円となりました。  繰入金は、前年度と比べ1,420万4,000円(111%)増額の2,700万円となりました。  診療収入の主な内訳は、外来収入3,081万8,000円、個別予防接種受託事業、任意予防接種費及び一般健康診断料など、その他診療収入622万3,000円です。  続きまして、歳出決算の状況です。  歳出決算額1億1,421万4,000円は、前年度(令和元年度)の歳出決算額1億1,039万3,000円と比べ、382万1,000円(3.5%)の増額となりました。  主な内容として、総務費は、前年度と比べ1,310万8,000円(26.8%)増額の6,197万2,000円となりました。  医業費は、院外処方となりましたので、前年度と比べ4,947万4,000円(80.7%)減額の1,182万5,000円となりました。  総務費の主な内訳は、職員人件費2,469万5,000円、医師派遣委託料1,952万5,000円です。  医業費の主な内訳は、医薬材料費375万1,000円、血液検査等委託料245万7,000円です。  続きまして、基金の状況です。  国保日向診療所財政調整基金の令和2年度末の現在高は、1,115万円となりました。  議案第11号の補足説明は以上でございます。 31 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、議案第12号の説明を求めます。  市民部長。 32 ◯市民部長(藤田泰央君) 議案第12号 令和2年度山武市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、補足説明をいたします。  はじめに、決算の概要でございますが、令和2年度後期高齢者医療特別会計の決算の状況は、歳入決算額6億293万7,000円、歳出決算額6億212万7,000円となり、歳入歳出差引額は81万円となりました。  次に、歳入決算の状況でございますが、歳入決算額6億293万7,000円は、前年度の歳入決算額5億5,916万6,000円と比べ、4,377万1,000円(7.8%)の増額となりました。  主な内容として、後期高齢者医療保険料は、前年度と比べ3,018万2,000円(7.3%)増額の4億4,220万2,000円となりました。これは、保険料率の改定などにより、保険料収入額が増加となったことが主な要因です。  繰入金は、前年度と比べ1,347万円(9.3%)増額の1億5,768万2,000円となりました。これは、保険基盤安定繰入金が保険料率の改定などに伴い、増額となったことなどが、主な要因です。  国庫支出金は、前年度と比べ38万9,000円の増額となりました。これは、税制改正に伴う後期高齢者医療システム改修の実施に当たり、高齢者医療制度円滑運営事業費補助金が交付されたことによる増額が、主な要因です。  次に、歳出決算の状況でございますが、歳出決算額6億212万7,000円は、前年度の歳出決算額5億5,859万8,000円と比べ、4,352万9,000円(7.8%)の増額となりました。  主な内容として、総務費は、前年度と比べ147万2,000円(18.5%)増額の943万4,000円となりました。これは、後期高齢者医療システム改修を実施したことが、増額の主な要因です。  後期高齢者医療広域連合納付金は、前年度と比べ4,184万8,000円(7.6%)増額の5億9,191万8,000円となりました。  これは、保険料収入と後期高齢者医療保険基盤安定制度負担金の増額などが、主な要因でございます。  補足説明は以上です。 33 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、議案第13号ないし議案第15号の説明を求めます。  保健福祉部長。 34 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 議案第13号 令和2年度山武市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、補足説明をいたします。  まず、決算の概要ですが、令和2年度介護保険特別会計の決算の状況は、歳入決算額49億2,944万5,000円、歳出決算額48億2,984万円となり、歳入歳出差引額は9,960万5,000円となりました。  次に、歳入決算の状況です。  歳入決算額49億2,944万5,000円は、前年度(令和元年度)の歳入決算額47億6,710万7,000円と比べ、1億6,233万8,000円(3.4%)の増額となりました。  主な内容として、第1号被保険者(65歳以上)の介護保険料は、前年度と比べ1,672万8,000円(1.5%)減額の10億7,219万5,000円となりました。  国庫支出金は、前年度と比べ5,186万1,000円(5%)増額の10億8,688万円となりました。  また、第2号被保険者(40歳以上64歳以下の医療保険加入者)の介護保険料に相当する支払基金交付金は、前年度と比べ4,619万5,000円(3.8%)増額の12億5,212万8,000円となりました。
     続きまして、歳出決算の状況です。  歳出決算額48億2,984万円は、前年度(令和元年度)の歳出決算額46億9,604万7,000円と比べ、1億3,379万3,000円(2.8%)の増額となりました。  主な内容は、総額の93.4%を占める保険給付費が、前年度と比べ1億2,759万5,000円(2.9%)増額の45億1,123万9,000円となりました。これは、令和2年3月に、市内に特別養護老人ホームが新設されたことが、主な要因です。  総務費は、前年度と比べ317万1,000円(5.1%)増額の6,548万円となりました。  地域支援事業費は、前年度に比べ591万2,000円(3.3%)減額の1億7,375万5,000円となりました。これは、新型コロナウイルス感染症予防のため、総合事業の利用者が減少したことが、主な要因でございます。  償還金などの諸支出金は、前年度と比べ1,166万6,000円(184.2%)増額の1,799万8,000円となりました。これは、令和元年度の精算に伴う、国、県及び支払い基金への償還金の増額が、主な要因です。  続きまして、基金の状況です。  介護給付費準備基金の令和2年度末の現在高は、6億4,439万2,000円となりました。  議案第13号の補足説明は、以上でございます。  続きまして、議案第14号 令和2年度山武市組合立国保成東病院事業清算事務特別会計歳入歳出決算の認定について、補足説明をいたします。  まず、決算の概要ですが、令和2年度組合立国保成東病院事業清算事務特別会計の決算の状況は、歳入決算額1億2,333万4,000円、歳出決算額1億1,341万5,000円となり、歳入歳出差引額は991万9,000円となりました。  次に、歳入決算の状況です。  歳入決算額1億2,333万4,000円は、前年度(令和元年度)の歳入決算額1億9,165万7,000円と比べ、6,832万3,000円(35.6%)の減額となりました。  主な内容として、構成市町からの分担金及び負担金は、前年度と比べ2,155万2,000円(41.5%)減額の3,032万1,000円となりました。  繰入金は、前年度と比べ2,702万円(30.1%)減額の6,279万2,000円となりました。  繰越金は、前年度と比べ1,985万9,000円(39.9%)減額の2,997万1,000円となりました。  諸収入は、前年と比べ10万9,000円(76.8%)増額の25万1,000円となりました。  諸収入の主な内訳は、国保成東病院清算剰余金(未収金)25万円、預金利子1,000円でございます。  続きまして、歳出決算の状況です。  歳出決算額1億1,341万5,000円は、前年度(令和元年度)の歳出決算額1億6,168万7,000円と比べ、4,827万2,000円(29.9%)の減額となりました。  主な内容として、公債費は、前年度と比べ4,827万2,000円(29.9%)減額の1億1,341万3,000円となりました。  公債費の主な内訳は、企業債償還元金1億745万2,000円、企業債償還利子596万1,000円でございます。  議案第14号の補足説明は、以上でございます。  続きまして、議案第15号 令和2年度山武市地方独立行政法人さんむ医療センター公債管理特別会計歳入歳出決算の認定について、補足説明をいたします。  まず、決算の概要ですが、令和2年度地方独立行政法人さんむ医療センター公債管理特別会計の決算の状況は、歳入決算額及び歳出決算額は、それぞれ1億1,942万1,000円となりました。  次に、歳入決算の状況です。歳入決算額1億1,942万1,000円は、前年度(令和元年度)の歳入決算額1億2,324万5,000円と比べ、382万4,000円の減額となりました。  主な内容として、市債は、前年度と同額の5,000万円となりました。これは、さんむ医療センター医療機器整備事業債です。  諸収入は、前年度と比べ382万4,000円(5.2%)減額の6,942万1,000円となりました。  続きまして、歳出決算の状況です。  歳出決算額1億1,942万1,000円は、前年度(令和元年度)の歳出決算額1億2,324万5,000円と比べ、382万4,000円の減額となりました。  主な内容として、貸付金は、前年度と同額の5,000万円となりました。これは、さんむ医療センター医療機器整備事業貸付金です。  公債費は、前年度と比べ382万4,000円(5.2%)減額の6,942万1,000円となりました。  この公債費の内訳は、企業債償還元金6,928万8,000円、企業債償還利子13万2,000円です。  議案第15号の補足説明は、以上でございます。 35 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、議案第16号の説明を求めます。  産業振興部長。 36 ◯産業振興部長(中村洋一君) 議案第16号 令和2年度山武市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、補足説明を申し上げます。  はじめに、決算の概要です。  令和2年度農業集落排水事業の決算の状況は、歳入決算額2億7,677万円、歳出決算額2億7,607万9,000円となり、歳入歳出差引額は69万1,000円となりました。  次に、歳入決算の状況です。  歳入決算額2億7,677万円は、前年度(令和元年度)の歳入決算額2億8,693万6,000円と比べ、1,016万6,000円(3.5%)の減額となりました。  主な内容としましては、分担金及び負担金は、前年度と比べ40万5,000円(81.0%)増額の90万5,000円となりました。  使用料及び手数料は、前年度と比べ42万1,000円(0.9%)増額の4,614万8,000円となりました。  繰入金は、前年度と比べ431万9,000円(1.9%)減額の2億2,348万2,000円となりました。  繰越金は、前年度と比べ1,076万3,000円(88.4%)減額の140万7,000円となりました。  続きまして、歳出決算の状況です。  歳出決算額2億7,607万9,000円は、前年度(令和元年度)の歳出決算額2億8,553万円と比べ、945万1,000円(3.3%)の減額となりました。  主な内容としましては、総務費は、前年度と比べ25万6,000円(2.3%)減額の1,085万8,000円となりました。  事業費は、前年度と比べ919万4,000円(10.2%)減額の8,102万3,000円となりました。  公債費は、前年度と同額の1億8,419万8,000円となりました。  補足説明は以上でございます。 37 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、議案第17号の説明を求めます。  水道課長。 38 ◯水道課長(土屋雅美君) 議案第17号 令和2年度水道事業会計決算補足説明を申し上げます。  はじめに、決算の概要です。  令和2年度の水道事業は、平成30年度において策定しました「山武市水道事業ビジョン」に基づき、経営健全化の促進を図りながら、安心で安定した水道水の供給に努めました。  給水戸数は、2,823戸で、前年度より24戸(0.9%)増加。年間配水量は、63万2,590立方メートルで、前年度より9,230立方メートル(1.5%)増加しました。  収益的収支の状況は、3,809万8,000円の純利益となりました。  次に、収入決算です。  主な収入決算です。水道事業収益(税抜き)は、3億6,017万8,000円です。  主なものとしまして、営業収益は、水道料金が1億2,599万3,000円、営業外収益は、市町村水道総合対策事業として、県補助金8,056万4,000円、高料金対策として、市補助金8,305万円、長期前受金戻入が6,902万2,000円です。  資本的収支(税込み)は、給水申込加入金297万円です。  次に、支出決算です。  主な支出決算です。水道事業費用(税抜き)は、3億2,208万円です。  内訳は、営業費用が2億7,856万2,000円で、内容は水源となる取水井から浄水するまでの費用2,426万7,000円、浄水した水を各家庭まで送る費用3,115万5,000円、水道料金の検針や徴収業務を行う総係費4,097万9,000円、有形固定資産などの減価償却費等1億8,216万1,000円です。営業外費用は4,351万8,000円で、内容は企業債利息の支払いです。  資本的支出(税込み)は、2億36万円です。  内訳は、建設改良費が1,100万円で、内容は、ろ化機逆洗弁改良工事等の工事費334万8,000円、固定資産取得費475万9,000円、改良事務費289万3,000円です。また、企業債償還金(元金)の支払いが、1億8,936万円です。  補足説明は以上です。 39 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、報告第1号及び報告第2号の説明を求めます。  総務部長。 40 ◯総務部長(石橋和記君) 報告第1号について補足説明を申し上げます。  令和2年度山武市一般会計継続費精算報告書につきましては、平成30年度から令和2年度の3か年で継続費を設定して事業実施した「公共施設マネジメント事業」、並びに令和元年度から令和2年度の2か年で継続費を設定して事業実施した「さんぶの森元気館改修事業」、「さんぶの森中央会館等施設改修事業」及び「成東文化会館改修事業」について、事業が完了したことから、精算報告を行うものです。  まず、公共施設マネジメント事業ですが、3か年の総事業費2,160万円に対し、支出済額は1,939万6,800円となりました。主な財源としては、一般財源となります。  次に、さんぶの森元気館改修事業ですが、2か年の総事業費2億3,518万円に対し、支出済額は2億3,518万円となりました。主な財源としては、公共施設等適正管理推進事業債、公共施設整備基金となります。  次に、さんぶの森中央会館等施設改修事業ですが、2か年の総事業費2億7,043万4,000円に対し、支出済額は2億6,970万1,240円となりました。主な財源としては、合併特例債、緊急防災・減災事業債、公共施設整備基金となります。  最後に、成東文化会館改修事業ですが、2か年の総事業費2億7,430万1,000円に対し、支出済額は2億4,397万3,218円となりました。主な財源としては、合併特例債、緊急防災・減災事業債、公共施設整備基金となります。  続きまして、報告第2号について補足説明を申し上げます。  令和2年度山武市健全化判断比率報告書につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、監査委員の意見書をつけて報告をするものです。  はじめに、実質赤字比率とは、一般会計等の歳入総額が歳出総額に不足する場合のその不足額を、標準財政規模で除して算出した比率です。  山武市の実質赤字比率は、一般会計等の実質収支額は黒字であり、資金不足額は生じていないため、比率は算出されません。  連結実質赤字比率とは、一般会計、特別会計及び企業会計の赤字額から黒字額を差し引いた額を、標準財政規模で除して算出した比率です。  山武市の連結実質赤字比率は、各会計の実質収支額が黒字であり、資金不足額は生じていないため、比率は算出されません。  実質公債費比率とは、一般会計等の元利償還金及び一般会計等が公営企業等の公債費を負担している額の合計額から、特定財源及び地方交付税で基準財政需要額に算入された額の合計額を差し引いた額を、標準財政規模から基準財政需要額に算入される額を差し引いた額で除して算出した比率でございます。  山武市の実質公債費比率は7.9%であり、早期健全化基準が25%ですので、基準以内となっております。  最後に、将来負担比率とは、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債総額の標準財政規模に対する比率です。  山武市の将来負担比率は、将来負担額を充当可能財源等が上回ったことから、比率は算出されません。  なお、それぞれの比率には、早期健全化基準と財政再生基準が設けられており、早期健全化基準を超えると財政健全化計画、財政再生基準を超えると財政再生計画の策定が義務づけられております。  以上でございます。 41 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、報告第3号の説明を求めます。  産業振興部長。 42 ◯産業振興部長(中村洋一君) 報告第3号 令和2年度山武市農業集落排水事業特別会計資金不足比率報告書について、補足説明を申し上げます。  令和2年度山武市農業集落排水事業特別会計資金不足比率報告書につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、監査委員の意見書をつけて報告するものでございます。  令和2年度決算における資金不足比率は、資金不足が生じていないため、比率は算出されませんでした。  なお、経営健全化基準は、20%と定められております。  補足説明は以上です。 43 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、報告第4号の説明を求めます。 44 ◯水道課長(土屋雅美君) 報告第4号 令和2年度山武市水道事業会計資金不足比率報告書について、補足説明いたします。  令和2年度山武市水道事業会計資金不足比率報告書につきまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、監査委員の意見書をつけて報告するものです。  令和2年度決算における資金不足比率は、資金不足が生じていないため、比率は算出されませんでした。  なお、健全化基準は、20%と定められております。
     補足説明は以上です。 45 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、報告第5号の説明を求めます。  市民部長。 46 ◯市民部長(藤田泰央君) 報告第5号 令和2年度に市の私債権を放棄したものについて、御報告いたします。  まず、1つ目は、組合立国保成東病院、個人医療費に対する未収金債権です。  放棄した債権の金額は、6万2,505円です。  内訳は、債務者の生活困窮による債権放棄が1件です。  2つ目は、水道料金に対する未収金債権です。  放棄した債権の金額は、5万2,716円です。  内訳は、債務者が死亡し、その相続人が相続放棄したことによる債権放棄が1件、債務者の破産手続の結果、当該債務の免責が確定したことによる債権放棄が2件です。  3つ目は、学校給食費に対する未収金債権です。  放棄した債権の金額は、30万3,810円です。  内訳は、債権の時効満了による債権放棄が2件、債務者の破産手続の結果、当該債務の免責が確定したことによる債権放棄が1件、債務者の生活困窮による債権放棄が1件です。  4つ目は、国民健康保険高額療養費資金貸付金に対する未収金債権です。  放棄した債権の金額は、13万円です。  内訳は、債務者の生活困窮による債権放棄が1件です。  債権の放棄に当たっては、慎重な判断を求められることから、全ての個別案件について、厳正に審査の上、適正な債権放棄が行われましたことを御報告いたします。  補足説明は以上でございます。 47 ◯議長(能勢秋吉君) 次に、報告第6号の説明を求めます。  保健福祉部長。 48 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 報告第6号 地方独立行政法人さんむ医療センター令和事業年度業務実績に関する評価結果について、補足説明を申し上げます。  地方独立行政法人さんむ医療センターは、平成22年4月1日に地方独立行政法人として設立し、今年、12年目を迎えております。  地方独立行政法人法第28条第1項に基づき、地方独立行政法人は、毎事業年度終了後、設立団体の長の評価を受けなければならないと定められており、令和2年度業務終了後、令和2事業年度の実績、財務諸表等が提出されました。  令和2年度は、新型コロナウイルス感染症により、医業収益は減少となりましたが、新型コロナウイルス感染症病床確保等に係る国等からの補助金の交付により、当期純利益が1,349万6,526円となりました。  それでは、地方独立行政法人さんむ医療センター令和事業年度業務実績に関する評価結果について、説明させていただきます。  報告内容につきましては、地方独立行政法人さんむ医療センター令和事業年度業務実績に関する評価結果のとおりでございます。  なお、昨年度に引き続き、今年度も、新型コロナウイルス感染症の影響により、書面による評価を評価委員の皆様にお願いし、意見を伺い、令和2事業年度業務実績に関する評価を行ったところでございます。  なお、評価の基本方針と年度評価の方法につきましては、例年どおり変更はございません。  それでは、2ページの全体評価を御覧ください。  (1)評価結果でございます。  令和2事業年度業務実績につきましては、年度評価で掲げている、以下6つの大項目の評価において、中期計画目標値、全ての達成には至りませんでしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、厳しい医療環境下で、経営の安定に努力したことを認め、A評価1件、B評価5件といたしました。  (2)全体評価にあたって考慮した事項でございます。  3ページの3)特筆すべき取組として、アからケまでの9項目が挙げられております。  主なものとしましては、アの新型コロナ専用病床を地域に提供したこと。  イの医師数において、内科3名、外科1名増の常勤医師38名体制を確保したこと。  ウの専門分野の資格取得を促進しており、看護部において、新たに糖尿病看護認定看護師が誕生したこと。  キの産婦人科医2名、助産師9名体制を維持するとともに、周産期の医療の安定を図ったことなどがございました。  次に、4ページの評価にあたっての意見、指摘等でございます。  1)さらなる院内感染防止対策の強化を図ること。  3)新型コロナウイルス感染症収束後の医療機関は、競争から協調の時代となる。近隣医療機関との明確な役割分担と連携が必要となる。  また、4)さんむ医療センターは、ジェネラリスト(総合診療医)研修の場として、注目されている。  10)建替え整備については、計画どおり進めることに期待するなどの意見、指摘をいただいております。  以下には、大項目ごとの評価結果などが示されております。詳細については、添付しております小項目評価結果報告書並びに財務諸表等を御覧いただければと思います。  報告第6号の補足説明は以上でございます。 49 ◯議長(能勢秋吉君) 以上で補足説明を終わります。   ──────────────────────────────────── 50 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第8 議案先議の件を議題といたします。  議案第2号については、さきの議会運営委員会において、先例により、委員会付託を省略し、直接審議を行うことと決定されました。  お諮りいたします。  議案第2号は、議会運営委員会決定のとおり、委員会付託を省略し、直接審議にて、先議することに御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) 51 ◯議長(能勢秋吉君) 御異議なしと認めます。よって、議案第2号は、委員会付託を省略し、直接審議にて先議することに決定いたしました。  これから、議案第2号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 52 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第2号の質疑を終わります。  これから、議案第2号に対する討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 53 ◯議長(能勢秋吉君) 討論なしと認めます。  これで、議案第2号に対する討論を終わります。  これより、採決を行います。  議案第2号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度山武市一般会計補正予算(第4号))を採決いたします。  本案は、これを承認することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 54 ◯議長(能勢秋吉君) 起立全員です。よって、議案第2号は、承認することに決定いたしました。   ──────────────────────────────────── 55 ◯議長(能勢秋吉君) ここで、今回提出されております議案第10号ないし議案第17号の令和2年度各会計決算について、監査委員の審査報告を求めます。  市川監査委員、御登壇願います。 56 ◯監査委員(市川陽子君) 監査委員の市川でございます。  本来であれば、野島代表監査委員から御報告すべきところですが、本日、所用のため、欠席となっておりますので、監査委員を代表して、審査報告させていただきます。  市長から審査に付されました令和2年度決算について、野島代表監査委員とともに、審査を実施いたしました。  審査については、歳入歳出決算書等の計数は正確であるか、予算の執行は、適正で効率的かつ経済的に行われているか、財務に関する事務は、関係法規に適合しているかを着眼点として、厳正な審査を行いました。  はじめに、一般会計及び特別会計歳入歳出決算に関する審査結果について、御報告いたします。  令和2年度山武市決算審査意見書の1ページを御覧ください。  第1の審査の概要です。  1、審査の対象は、山武市一般会計及び特別会計です。  2、審査の期間は、令和3年6月28日から8月25日です。  3、審査の方法は、ここに記載のとおりです。  第2の審査の結果及び意見です。  審査に付された令和2年度一般会計及び特別会計の歳入歳出決算書、歳入歳出決算附属書類は、いずれも法令に準拠して作成されており、その計数についても、関係諸帳簿及び証拠書類と照合した結果、正確であり、また、予算の執行状況についても、おおむね適正であると認められました。  2ページから6ページにかけて、決算の概要を記載しております。  では、審査意見を述べさせていただきます。  7ページを御覧ください。  一般会計及び特別会計を合わせた総決算額は、歳入445億4,078万9,178円、歳出429億4,045万548円となり、前年度と比較すると、歳入においては、76億2,731万5,275円(20.7%)、歳出においては、84億1,945万2,338円(24.4%)の増額となっています。  一般会計の決算額については、歳入が319億9,129万1,855円、歳出が306億3,843万2,597円となり、前年度と比較すると、歳入が78億2,347万2,280円(32.4%)、歳出においては、85億9,184万9,200円(39.0%)の増額となりました。  実質収支額は、8億9,945万7,891円の黒字となっています。  歳入において、市税は、前年度と比較して、全体として減収となっていますが、収入率は、0.3ポイント増加しました。引き続き、収入未済額の縮減に努めてください。  保育所保育料、学童クラブ利用料、住宅使用料及び学校給食費などの市の債権は、前年度に比較して、収入未済額が減少し、一定の効果を上げています。早期の未納対策はもとより、法的措置の執行など、適切な債権回収に取り組まれることを切望します。  依存財源では、国庫支出金の特別定額給付金給付事業費補助金や新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が交付されたことにより、増額となりました。  歳出においては、特別定額給付金給付事業やプレミアム付商品券事業などの緊急経済対策として実施した事業、土木費の松尾駅周辺排水対策事業(逓次繰越)、教育費の日向・山武西統合小学校施設改修事業(繰越明許)などの実施により増額となっています。  次に、特別会計について御説明いたします。  特別会計全体の歳入総額は125億4,949万7,323円、歳出総額は123億201万7,951円で、実質収支額は2億4,747万9,372円となりました。  各特別会計をそれぞれ簡単に御説明いたします。  国民健康保険特別会計(事業勘定)は、現年分については、収入率が向上しましたが、滞納繰越分は、感染症の影響により、滞納処分を見合せたため、収入率が低下しました。今後も、保険給付の適正化に努められるよう望みます。  国民健康保険特別会計(直営診療施設勘定)は、事業の円滑なる運営に努めています。今後も、地域住民の安心と健康を支える医療機関として、保健福祉の向上及び増進に寄与されることを期待します。  後期高齢者医療特別会計は、特別徴収分は高い収入率を維持しましたが、普通徴収分の収入率が低下し、収入未済額は増加しました。今後も保険料負担の公平性を踏まえ、収入未済額の縮減に向けた取組を望みます。  介護保険特別会計は、現年度分の収入済額が減額となりましたが、適正な債権管理により、収入未済額は減少し、収入率は向上しています。介護保険料は、良質な介護サービスの提供を行う貴重な財源ですので、引き続き、積極的な財源確保に努めてください。  組合立国保成東病院事業清算事務特別会計は、山武市債権管理条例に基づき、診察料等の未収金について、適切な措置を講ずるよう、お願いします。
     地方独立行政法人さんむ医療センター公債管理特別会計は、さんむ医療センター長期貸付金貸付要綱に基づき、適正な管理に努められるよう、望みます。  農業集落排水事業特別会計は、収益者分担金と使用料の収入確保について、これからも、受益者負担の公平性の観点から、適正な債権管理に努めてください。  以上が、一般会計及び特別会計の意見です。  次に、基金運用の状況の審査結果について御報告いたします。  51ページを御覧ください。  第1、審査の対象は、ここに記載してある4基金です。  第2、審査の期間は、令和3年6月28日から8月25日です。  第3、審査の方法は、ここに記載のとおりです。  第4、審査の結果及び意見です。  審査の結果、基金の運用は、適正かつ効率的に行われており、計数は正確であると認められました。  なお、基金運用は安全かつ有利な方法を常に心がけるよう、要望します。  次に、公営企業会計の決算審査について御報告を申し上げます。  53ページを御覧ください。  審査は、水道課会議室にて実施いたしました。  第1、審査の対象は、山武市水道事業会計です。  第2、審査の期間は、令和3年6月8日から8月25日です。  第3、審査の方法は、ここに記載のとおりです。  第4、審査の結果です。  審査に付された山武市水道事業会計の決算報告書、財務諸表及び附属書類は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、その計数は正確で、経営成績及び財政状況を適正に表示しているものと認められました。  第5の審査の意見を申し上げます。  当年度の収支状況は、水道事業収益は3億6,017万8,458円、水道事業費用は3億2,208万399円、当期純利益は3,809万8,059円となっています。  前年度と比較すると、水道事業収益は、3,880万4,352円(9.7%)、水道事業費用は、2,329万9,233円(0.2%)の減額となっています。  また、前年度と比較すると、給水人口は7,551人で、22人(0.3%)、給水戸数は2,823戸で、24戸(0.9%)増加しています。  今後も配水施設の維持管理に関する費用などの財政負担の増加が見込まれ、経営環境は、ますます厳しさを増していくものと予想されます。将来にわたり、安定した事業運営を行うために、財政基盤の強化に努めるよう、切に望みます。  最後に、今後の予算運営について、意見を述べさせていただきます。  本市は、他の地方中都市と同様に、人口減少、急速に進む高齢化や公共施設の老朽化などにより、取り巻く環境は、非常に厳しい状況にあります。  また、感染症の影響による市税等の減収や社会保障費の上昇に伴う扶助費をはじめとした義務的経費の増加により、財政の硬直化がうかがえ、効率的・効果的な事業執行と財源確保に向けた取組が、より一層求められます。  このような状況を踏まえ、歳入規模に見合った歳出構造を堅持していくためには、選択と集中による適切な債権配分や、市の魅力を高めるような施策に取り組むなど、将来にわたり、持続可能な財政運営を維持することが重要となります。  これまで以上に、コスト意識と事業の見直しに取り組むほか、新たな自主財源を開拓するとともに、市が所有する財産の取得目的や使用状況を再度確認し、必要性を検討して、売却なども視野に入れた適正な財産管理を行うことを望みます。  そのためには、職員一人一人の意欲と能力を高め、創意工夫を凝らして、限られた経営資源で最大の効果を発揮し、持続可能な財政構造の確立に向けて、積極的に取り組むことを期待します。  以上で、決算審査の報告を終わります。御清聴ありがとうございました。 57 ◯議長(能勢秋吉君) 以上で監査委員の審査報告を終わります。   ──────────────────────────────────── 58 ◯議長(能勢秋吉君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  次の会議は、9月9日、一般質問を行いますので、定刻までに御参集願います。  本日は、これにて散会といたします。御苦労さまでした。               午後 0時08分 散会 Copyright © Sammu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...